20年ほど前に、大好きなスペイン・アンダルシア地方を自転車で旅した際に出会った
羊飼いのおじいさんが背負っていたリュックに衝撃を受け、それをモチーフに制作したものを
作り続けてきましたが、その2019年バージョンのバリエーションになります。
サイズ 横幅 × 高さ × マチ(底部) 34×38×15(cm)
重量 約1000g
馬のヌメ革を染めて使いました。
染めると傷が目立つのですが、その風合いが私はとても気に入っています。
フタの部分と底の部分には、しなやかな鹿革を使いました。
プレーンな馬革に対して、独特のシボがアクセントをつけているのではないかと思います。
右端の長いファスナーによって、フタを開けずに内部にアプローチすることが出来ます。
その隣の短いファスナーは独立したポケットになっていて、財布など貴重品をしまっておくことが出来ます。
フタを開けると、キーなどを下げておくフック類が二箇所についています。
また、背中にあたる部分にポケットを配しました。
底部はさ最大で15cmほどの広がりがあります。
革の識別番号がありましたので、面白いのでフタの部分に使ってみました。
女性向けにと、やや小ぶりに制作してみましたが、身長174cmのやや細身の制作者が背負っても問題ないかと思います。
制作者:保田芳文
制作年:2019年6月